振り向けば大阪城

一夏の恋 花と散る涙
孤独が嫌であてもなく走った

道頓堀がキラキラと思い出を流して
枯れ葉舞う悲しさは
かまいたちのような秋風

振り向けば大阪城
ネオンの華やぎは遠く
寂しいね大阪城
彼はもういない
恋は露と消えにし 夢のまた夢

吐息が白く ため息は淡く
時が過ぎても忘られぬ想い

粉雪が舞う頃に私は帰ります
さよならの言葉さえ
言えない一人のクリスマス

振り向けば大阪城
街は彩りに溢れ
寂しいね大阪城
春はまだ来ない
恋は露と消えにし 夢のまた夢

道頓堀で立ち尽くす
彼を見つけた時
目が合って見つめ合い
あの夏蘇る

道頓堀がまぶしくて
また出会えた奇跡
通天閣もまぶしくて
駆け出すロマンは御堂筋

振り向けば大阪城
星がきらめき口づけ
凍えそうな大阪城
あなた暖めて

振り向けば大阪城
ネオンの華やぎは遠く
二人だけ大阪城
この手離さない

さらば露と消えにし 夢のまた夢
恋はやがて実りて 夢の花嫁



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